Magoari Yamazato, Director / Producer
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山里孫存 監督/プロデューサー
1964年沖縄生まれ。琉球大学でマスコミを専攻。学生時代は「映画研究会」で」8ミリ映画製作に明け暮れた。1989年に沖縄テレビ入社。バラエティー番組や音楽番組などの企画・演出を手がけ、数多くの番組を制作した。その後、報道記者への転属を機に「沖縄戦」に関する取材をはじめ、戦後60年の節目となった2005年には、米軍が撮影したフィルム映像の検証と調査を続け、テレビドキュメンタリー「むかし むかし この島で」を発表し、数多くの賞を受賞。以後精力的にドキュメンタリー番組を制作し、沖縄から発信し続けている。近年は、テレビ作品を再構築して劇場版ドキュメンタリー映画へとステップアップする手法で、話題作を次々と世に送り出している。
■映画監督作品
「サンマデモクラシー」(2021年/99分)
1963年、米軍の占領下にあった沖縄で、ひとりの魚屋のおばぁが起こしたサンマの関税に関する裁判を入口に、自治権をかけて統治者アメリカに挑んだ沖縄の人々の闘いを描く。1972年の沖縄返還へと繋がるドキュメンタリーであり、民主主義とは何かを問う作品。日本伝統の話芸「落語」の語りで進行するドキュメンタリーらしくない独特の演出が話題となった。
短編「島の美よう室」(2019年/25分)
沖縄の小さな離島に毎月10日間だけ通い、島の人々の髪を切る美容師の姿を追ったドキュメンタリー。飛行機と船を乗り継ぎ、島に通いつづける美容師の、まるでおとぎ話のような9年間の物語。美容師の視点で描かれるのどかな島の暮らしの中に、高齢化や過疎、米軍基地の問題など、沖縄の縮図ともいえる現実が見えてくる。「SSFF & ASIA 2018」入賞。
■映画プロデュース作品
「born、bone、墓音。」(2016年/30分)
沖縄の粟国島で今も受け継がれる、亡くなった家族の骨を洗って埋葬する風習「洗骨」をめぐり、バラバラだった家族が本当の自分と出会い、絆を取り戻す物語。沖縄出身 のお笑い芸人・ゴリが監督し「SSFF & ASIA 2017」グランプリや観客賞などを受賞。
「岡本太郎の沖縄」(2018年/121分)
日本を代表する芸術家・岡本太郎が、日本復帰前の沖縄を訪れた時に残した「写真」や「文章」をもとに、太郎が感じた沖縄を追体験していく作品。沖縄の自然や文化、人々の暮らしや思いに触れ、その魅力や問題を独自の視点で表現。監督は葛山喜久。
「ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記」(2020年/106分)
石川県から沖縄のフリースクールに通う為にやってきた坂本菜の花さんの3年間を描いた物語。沖縄の自然・文化、歴史や基地問題、そして人々との交流を通し、自分や社会について考え成長する少女の姿を描いた。監督はOTVキャスター平良いずみ。
■テレビ番組 主な受賞作品
「むかし むかし この島で」(2005年) 地方の時代映像祭/FNSドキュメンタリー大賞
「戦争を笑え 命の御祝事さびら 沖縄・伝説の芸人ブーテン」(2006年) 放送文化基金賞
「カントクは中学生」(2010年) ギャラクシー賞
「島の美よう室」(2017年) ギャラクシー賞
「サンマデモクラシー」(2020年) 地方の時代映像祭/ギャラクシー賞/放送文化基金賞、ほか多数
*You can find more information here on his instagram.
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