漢那ドライブインアートプロジェクトKDAP Vol. 4 “concrete visions”開催のお知らせ
このたび、沖縄県国頭郡宜野座村の漢那ドライブインアートプロジェクトKDAP Vol. 4 “concrete visions”を開催する運びとなりました。本展示会の広報及びマネージメントを担当しております。国内外からのゲストも参加し、毎週多彩なイベントをご用意しておりますので、ぜひこの機会に足をお運びください。
展示会名:漢那ドライブインアートプロジェクトKDAP Vol. 4 “concrete visions”
期間:2019.1.26(土)〜2.24(日) 木〜日祝日のみ
時間:平日11:00〜17:00 土日休日19:00まで(入場無料)
場所:〒904-1304 沖縄県国頭郡宜野座村漢那1624漢那ドライブイン
概要:海岸沿いに建つ漢那ドライブインレストランは、長年地元に愛されながらも2016年末に営業を終了した。建物に染み込んだ歴史の跡を活かし、アーティストの発想から、あらたな景色を重ねていく。展覧会タイトルであるconcreteは、セメントを混ぜ合わせた建物に使用される材料を示す他に、ラテン語でcon(共に) +crescere(成長する)という意を持つ。コンクリートがゆっくり固まっていくように、合わさったアイディアが具体化され目に見えるかたちとなり、この空間に訪れる人が思いを巡らせ思考する場としたい。concrete visionsは、国内外で活躍するアーティストとキュレーションチームによる現代アート展で、期間中は多彩な溢れる関連イベントも開催される。
参加アーティスト
安里槙| Shin ASATO 美術家。1984年沖縄県生まれ。2008年に琉球大学(人間科学科)を卒業後、沖縄県立芸術大学(絵画専攻)へ進学。2015年同大学院修了。2016-17年ミュンヘン美術院研究生。主に平面・ミクストメディア・インスタレーションを主軸に、光、水、風といった形のない自然の「気配」に興味を持ち、身体感覚や空間知覚をもとにした制作を行っている。http://www.shinasato.wixsite.com/home
大山龍| Ryu OYAMA 1999年昭和薬科大学薬学部卒業、2006年金沢美術工芸大学彫刻専攻卒業。2012年カールスルーエ国立造形美術大学。2011年ダンディー大学UK、DAADによる交換留学。生物、有機化学などの知識を用い、美と醜、保存と破棄、治療と毒の間に存在する、矛盾、コントラスト、パララックス視差、ギャップ、アンタゴニズムをテーマにした作品を制作している。https://ryuoyama.com/CV-jp
丹治莉恵| Rie TANJI 彫刻家。1983年福島県生まれ、沖縄県在住。女子美術大学卒業後、沖縄県立芸術大学大学院(彫刻専攻)終了。最近は建造物における空間、壁や柱など建物の躯体などをモチーフにし、石膏や規格材の木材、ホームセンターで販売されている素材で作品制作を行っている。https://tanji-rie.tumblr.com/
中里和人| Katsuhito NAKAZATO 写真家。東京造形大学教授。1956年三重県生まれ、1978年法政大学文学部地理学科卒業。日本の自然や都市を地誌的視点から撮影する。オルタナティブな空間での写真展、ワークショップなどを多数行い、地域社会の中でのアート活動を実践している。2000年写真集「小屋の肖像」刊行。http://nakazato.info
中島隆太| Ryuta NAKAJIMA ミネソタ大学美術学部にて准教授。東京生まれ、レバノン、スイス、アメリカ、日本で育つ。1997年カルフォルニア大学視覚芸術学部修士課程を修了。一時帰国して東京芸術大学大学院美術学部油画科にて研究生として活動。アーティスト以外にプロダクトデザイナー、キュレーター、真言密教の僧侶としての肩書を持つ。OISTの研究員。
スプリーティトゥス| Titus SPREE 琉球大学教育学部(美術教育)准教授、建築家、アーティスト、キュレーター、教育者。ミラノのドムスアカデミーのデザイン科の卒業後、ベルリン芸術大学において建築の修士課程を修了。1996年から東京大学に留学し、東東京にある向島エリアの研究とまち再生活動を始める。2001年より沖縄を拠点に、建築・デザイン・アート・教育を横断的に結びつける国際的な活動を展開している。 http://titusspree.com/
イベントスケジュール
◆オープニングイベント 1月26日(土) 15:00〜
参加アーティストによるトーク&パフォーマンス
◆比嘉座ワークショップ 2月2日(土) 15:00〜
ウチナーグチ演劇集団「比嘉座」によるワークショップ
◆宜野座周辺散策 2月10日(日) 15:00〜17:00 定員:15人(当日先着)
◆海岸岩撮影会 2月17日(日) 15:00〜17:00 定員:15人(当日先着)
◆ライブパフォーマンス 2月23日(土) 18:00〜
ドイツの前衛的なロックバンド「Guru Guru」のリーダーで、伝説のドラマーマニ・ノイマイヤー(Mani Neumeier)による漢那ドライブインにインスパイアされたパーカッションの生演奏
関連企画について
◇特別企画:ダイアログルーム
対話(ダイアログ)を通して来場者と地域をゆるくつなげるスペース。琉球大学美術教育の学生が宜野座村漢那を歩いて見つけた地域の特徴を写真などで展示する。
協力アーティスト:能勢孝二郎(Kojiro NOSE)彫刻家。沖縄県在住。
◇比嘉座によるうちなーぐちワークショップ
比嘉座は座長 比嘉 陽花(Haruka HIGA)をはじめ同世代の役者で構成される劇団で、しまくとぅば/沖縄方言/琉球語を使った芝居を創作している。
主催:漢那ドライブインアートプロジェクト委員会
共催:宜野座村文化のまちづくり事業実行委員会
支援:沖縄県、公益財団法人沖縄県文化振興会平成30年度沖縄文化芸術を支える環境形成推進事業
お問い合わせ:漢那ドライブインアートプロジェクト委員会
E-mail: kannaartinfo@gmail.com
Comments