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『海の彼方』黄インイク監督からの問い合わせと共同制作の現状について

台湾と沖縄の歴史や関わりについて、前から関心があったのですが、ドキュメンタリー映画の製作で、『海の彼方』の黄インイク監督からご相談を受けました。新しい企画で、海外のフィルムマーケットでピッチングやファンドへ応募するそうです。前作の予告編や海外での反応も良く、沖縄サイドとしてご一緒にお仕事できれば幸いです。

(予告編が動画でご覧頂けます。)

*ダニエル・ロペス監督の『カタブイ』を台湾の映画祭にご紹介したことが縁で、お問い合わせをいただきました。

海外や本土と、沖縄の共同制作では、ロケ地保存や民間の方への配慮から、沖縄側のコーディネーターがつくことが必須であり、県内のプロデューサーをつけることが非常に大事です。現状の課題の改善に努めれば、もっと良い作品が沖縄からたくさん生まれると思います。

ただ、こういうドキュメンタリーや共同制作について、現状を知る限り、県内での支援がかなり手薄いです。海外案件の受け入れを徹底すれば、低予算で効果の高い露出が期待できるし、沖縄の知名度を確実に上げてくれると思います。低予算ながらも、テレビ公開や配給が決まっているドキュメンタリーの効果は、イギリス時代や沖縄フィルムオフィスで働いていた時に現地での反響を見ても凄いものがありました。

行政と民間の受け入れ態勢やワークフローについて、語学やコミュニケーション能力、業務内容の理解不足を改善し、改善していく必要があります。沖縄を舞台にした、波及効果の高い良い作品が今後さらに、生まれることを目指してつなぎ役になれたら幸いです。

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